
部活やスポーツクラブに所属している子どもは、膝の痛みが出る「ジャンパー膝」を発症することがあります。
成長期の運動にはよくある病気ですが、原因と症状を理解しておくことで、予防や早期の対処が可能です。
この記事では、ジャンパー膝の原因や症状、発症しやすいスポーツなどを解説します。
目次
■ジャンパー膝とは?
ジャンパー膝とは、膝の皿の下あたりが痛くなる「スポーツ障害」の一種です。ジャンプやダッシュを頻繁に行うスポーツで起こりやすく、10~13歳ごろの子どもに多く発症します。
ジャンパー膝は3つの重症度に分けられ、それぞれ運動や日常生活への影響が異なります。
軽症 :スポーツ後や歩行後に痛みが出る
中等症:運動開始直後と終了後に痛みが出る
重症 :運動中の痛みで歩行できなくなることもある
初期は痛みが少なく、我慢してスポーツを続ける子どもも多いため、いつの間にか重症化してしまうケースも珍しくありません。
■ジャンパー膝の原因
ジャンパー膝の原因は、ジャンプやダッシュ、ランニングなどによる「膝の使いすぎ」です。
膝を曲げ伸ばしする運動では、太ももの筋肉と足の骨をつなぐ膝蓋腱(しつがいけん)に大きな負担がかかります。
激しい練習や試合で膝を使い続けると、膝蓋腱に炎症が起こり、痛みが出現するようになるのです。
また、膝の動きに関わる大腿四頭筋(だいたいしとうきん)がこわばっていたり、運動後のケアが足りずに疲労がたまっていたりすると、ジャンパー膝を発症しやすくなります。
日頃からストレッチやマッサージなどを行って筋肉をやわらかく保ち、発症を予防することが大切です。
■ジャンパー膝の症状
ジャンパー膝になると、運動中や運動後に膝の皿の下あたりへ痛みが出ます。
膝の出っ張っている部分(脛骨粗面)と膝の皿の間あたりに膝蓋腱が通っており、ジャンプやダッシュに伴い痛みが走ります。
膝蓋腱の部分を触ったり圧迫したりすると、強い痛みが出るケースも。
また、重症になるとスポーツ中だけでなく、歩行中や階段の昇り降りにも痛みを感じるようになるほか、腱が付着する骨の剥離骨折(はくりこっせつ)につながる場合もあるため、注意が必要です。
■ジャンパー膝になりやすいスポーツ
ジャンパー膝になりやすいスポーツは以下の通りです。
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バレーボール
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バスケットボール
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サッカー
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陸上競技
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バドミントン
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フィギュアスケート など
上記のスポーツ以外でも、膝をよく使うスポーツではジャンパー膝を発症する可能性があります。
特に膝の曲げ伸ばしが多いスポーツや、ジャンプと着地を繰り返すスポーツでは、膝蓋腱に大きな負担がかかるため、練習量の調整や日頃のケアを慎重に行うとよいでしょう。
■ジャンパー膝の治療法
ジャンパー膝を発症した場合、以下のような治療を行います。
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安静
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薬物療法
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物理療法
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運動療法
運動のしすぎやケア不足が原因で起こるため、発症した場合には安静にして膝蓋腱の炎症を改善することが大切です。
また、物理療法や運動療法などのリハビリテーションを行い、膝蓋腱を動かす筋肉をケアするのも効果が期待できます。
なお、膝蓋腱が断裂するような重症例では手術を行う場合もありますが、整形外科への通院治療で回復することがほとんどです。
膝の痛みを感じた場合、早めに整形外科で検査と治療を受けることで、早期の回復を目指せるでしょう。
■膝の痛みの原因はジャンパー膝だけはないことに注意
スポーツをする子どもは、ジャンパー膝以外にも「オスグッド病」でも膝の痛みを訴える場合があります。
オスグッド病は脛骨粗面に痛みや腫れが出現する病気であり、ジャンパー膝と痛みの位置が近いため、自分では判別できないケースも多いです。
それぞれに適した治療が必要となるため、整形外科で専門的な検査を受け、正しい診断と治療を受けましょう。
オスグッド病については「サッカーやバスケで膝が痛い… 成長期に行うスポーツで膝を痛める「オスグッド病」とは?」で詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
■ジャンパー膝かな?と思ったら早めに整形外科を受診しましょう
ジャンパー膝になると、スポーツ中やスポーツ後に膝の痛みが出るようになります。
痛みによって運動のパフォーマンスが落ちるだけでなく、重症化して日常生活に支障が出るケースもあるため、早めに治療を受けることが大切です。
お子さんが部活やスポーツクラブに所属していて、膝の痛みを訴えている場合は、お早めに整形外科の受診をご検討ください。
『おおかわ整形外科』では、ジャンパー膝をはじめとするスポーツ障害の相談を受け付けております。心身の負担が少ない「オープン型MRI」を使用した精密検査や、スポーツ障害にも詳しいスタッフの治療を提供しているため、安心してご相談いただくことが可能です。
お子さんの膝の痛みにお悩みの場合は、お気軽に当院へご相談ください。


