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野球で肘を痛めると手術が必要になることも 野球肘(離断性骨軟骨炎)の治療・ストレッチ法


野球肘(離断性骨軟骨炎)では、関節の状態によって手術が必要になる場合もあります。

どのような手術を行うのか、治療後どのくらいからスポーツに復帰できるのか気になる方もいるでしょう。


この記事では、野球肘や離断性骨軟骨炎の治療方法を解説します。

野球肘に対するストレッチ方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。


■野球肘(離断性骨軟骨炎)は手術が必要になる?


野球肘は多くの場合、投球動作や肘の曲げ伸ばしを制限するだけで症状がやわらぎますが、「離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)」が生じている場合は手術が必要になることもあります。


離断性骨軟骨炎とは、軟骨の一部が剥がれ落ちる病気です。

悪化すると、剥がれ落ちた軟骨が関節に挟まり、強い痛みや動きの制限を生じる場合があります。


軽度の離断性骨軟骨炎であれば手術を行わないケースもありますが、骨が完全に分離しており、日常生活やスポーツに大きな支障が出ている場合、手術が必要です。

治療方法の選択には正しい診断が重要となるため、整形外科で詳しい検査を受けましょう。


なお、野球肘や離断性骨軟骨炎は、痛みや炎症の出現する場所が異なる場合があります。

詳しくは『野球で肘が痛くなる「野球肘」放っておくとリスクが高い離断性骨軟骨炎とは』の記事をご覧ください。


■野球肘(離断性骨軟骨炎)の治療法


野球肘や離断性骨軟骨炎の治療法を、保存療法と手術に分けて解説していきます。


◎保存療法

野球肘や離断性骨軟骨炎は、軽度の場合「保存療法」で治療を進めます。

肘に負担のかかる運動を中止し、炎症や骨の癒合(くっつくこと)を待つのが大切です。

個人差はありますが、運動を再開できるまで1~6ヶ月程度かかります。


保存療法を選択した場合、安静にすると共に以下のような治療を行います。


  • ストレッチ

  • 筋力トレーニング

  • 投球動作の確認

  • 物理療法


野球肘の主な原因は「肘の使い過ぎ」ですが、誤った筋肉の使い方や筋力の不足により、関節に負担がかかっている場合もあります。

安静中に筋肉の状態を整えたり、投球フォームを見直したりすることで、再発を予防することが可能です。


また、痛みが強い場合、電気や熱を使用する「物理療法」を行って痛みをやわらげます。


◎手術 

軟骨が分離している場合、骨に固定する手術を行います。

手術には身体に吸収されるピンや金属のピンなどを使用するほか、あらかじめ軟骨を採取し、骨の固定に使用する場合もあります。


手術方法や術後の経過によって差はありますが、およそ6 ほどでスポーツ復帰を目指すことも可能です。

術後に早期のスポーツ復帰を目指す場合は、専門家の管理のもと、適切にリハビリを行いましょう。


■野球肘(離断性骨軟骨炎)の再発を予防するには 


野球肘や離断性骨軟骨炎は、一度治っても再発する場合があります。

スポーツに復帰する場合は、再発を予防するためにいくつかのポイントを理解することが大切です。


  • オーバーワークにならないよう気を付ける

  • リハビリで定期的に肘をケアする

  • サポーターを使用する


野球肘や離断性骨軟骨炎の再発を予防するには「使いすぎない」ことが重要です。

練習量や投球回数に気を配り、炎症や軟骨の分離を防ぎましょう。


また、定期的にリハビリを受け、肘の状態をケアすることも再発予防になります。

ストレッチや物理療法などを使用し、肘周辺の筋肉や腱をケアして、関節の負担を減らしましょう。


再発が不安な場合や、少しでも負担を減らしながら運動したい場合、サポーターやテーピングも選択肢の1つになるため、診察の際にご相談ください。


■野球肘(離断性骨軟骨炎)のセルフストレッチ法 


野球肘や離断性骨軟骨炎は、自分でストレッチを行うことでもケアできます。

以下のストレッチを毎日少しずつ行ってみてください。


【手首のストレッチ】


  1. 手をまっすぐ前に伸ばし、手のひらを下に向ける

  2. 反対側の手で指を持ち、自分の方に向けて10秒引っ張る

  3. 今度は手のひらを上に向け、10秒間引っ張る

  4. 上記を数回繰り返す


【肩・腕のストレッチ】


  1. 腕をまっすぐ上に上げる

  2. 肘を曲げ、反対の手で肘を持つ

  3. 身体の後ろに向かって10秒引っ張る

  4. 上記を数回繰り返す


【肩の体操】


  1. 両手を肩につける

  2. 肩甲骨を前へ回すように10回動かす

  3. 反対に後ろへ回すように10回動かす


手首や腕、肩甲骨周りの筋肉をケアし、関節の負担を減らしましょう。

さらに詳しいストレッチや、自分に合った運動方法を知りたい場合は、整形外科のリハビリでご相談ください。


■野球肘や離断性骨軟骨炎の治療は整形外科に相談しましょう


野球肘や離断性骨軟骨炎が生じた場合、適切な治療を行うことが大切です。

状態によっては手術が必要になる場合もあるため、専門的な検査と診断を受けられる整形外科へ相談しましょう。


『おおかわ整形外科』では、野球肘や離断性骨軟骨炎の検査・治療・リハビリを提供しています。

肘の痛みや違和感、動かしにくさを感じた方は、ぜひ当院へご相談ください。


おおかわ整形外科
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