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「腰椎分離症」の原因・症状と治療について



腰の痛みの原因のひとつ「腰椎分離症」をご存じでしょうか?

部活動やスポーツ競技など、運動をする方に発症しやすい腰椎分離症は、重症化すると運動を継続できなくなる可能性もあります。


この記事では、腰椎椎間板症の原因や症状、治療方法などを解説します。

日頃から運動をよくする方は、腰椎分離症について理解しておき、早期発見・治療開始できるようにしましょう。


■腰椎分離症とは?


腰椎分離症とは、脊椎(背骨)のうち「腰椎」に生じる「脊椎疾患」のひとつです。

腰椎どうしの連結に関わる部分が骨折し、椎体(腰椎の本体)から離れてしまいます。


骨折の初期では、X線(レントゲン)検査においてヒビが白くぼやけて写る程度ですが、進行するとハッキリとした骨折線を確認することが可能です。

ヒビが入った状態に力が加わり続け、完全に骨折すると痛みを強く自覚するようになります。


また、腰椎分離症は、上下の椎体の連結が絶たれることで背骨が動く「分離すべり症」を合併する場合があります。

分離すべり症が生じると神経根(神経の根っこ)が圧迫を受け、痛みが強く出たり、足のしびれを感じたりすることもあるため、注意が必要です。


■腰椎分離症の原因


腰椎分離症は、スポーツなどにより、腰椎に繰り返し強い負担がかかることで発症するとされています。

体を強く捻ったり、何度も曲げ伸ばしたり、ジャンプを繰り返すことで、椎弓と呼ばれる腰椎の脆い部分が「疲労骨折」を起こしてしまうのです。


また、腰椎分離症は10~15歳ごろに発症しやすいとされています。

これは、成長過程で骨がやわらかく、耐久性が低いことが原因とされており、部活動やクラブ活動をしている子供は特に注意しなければいけません。


また、一部遺伝的な要素が原因となるともいわれています。


■腰椎分離症の症状


腰椎分離症では、初期には腰の痛みやお尻・ももの辺りの痛みが出現します。

多くの場合は腰を後ろに反らした時に痛みが強くなり、運動中に感じることがほとんどです。


分離症が進行したり、すべり症を合併したりすると、広い範囲に腰痛やしびれなどを自覚するようになります。

痛みが強くなると、運動だけでなく日常生活にも支障が出るようになるため、なるべく早期に治療を開始したり、様子を見ながら運動を行うなどの注意が必要です。


■腰椎分離症の治療方法


腰椎分離症の治療方法には以下のようなものがあります。


  • 装具療法
  • リハビリテーション
  • 物理療法
  • 神経根ブロック注射
  • 手術

分離症の初期段階では、コルセットなどの装具を使用した固定と安静、体幹の筋肉の強化や柔軟性の改善、電気治療などにより、腰椎の負担を軽減し保存的治療を行います。


症状が進行して神経症状が出現し、日常生活に支障が出るほどの痛みやしびれがある場合には、神経根ブロック注射を行い痛みを緩和することも選択肢のひとつです。


痛みが強い場合や、すべり症によって深刻な神経症状が出現している場合には、神経の圧迫を取り除く手術や、腰椎を固定する手術を行なう場合もあります。


スポーツを継続して実施したい方や、部活動などを休まずに治療したい方は、保存的治療やリハビリテーションを適切に実施しつつ慎重に運動しなければいけません。


■腰椎分離症のセルフチェック


現在スポーツや趣味で運動を行なっている方で腰痛のある方に向け、腰椎分離症かどうかを大まかに確認するチェックリストを紹介します。

いくつか当てはまる場合には、腰椎分離症や分離すべり症になっている可能性があるため、整形外科を受診してみましょう。


  • 腰を後ろに反らすと強く痛む
  • 体を捻ると腰に痛みが出る
  • お尻や足のしびれが長期間続いている
  • 腰痛が長期間続いており、徐々に悪化している

上記のチェックリストはあくまでも目安であり、腰椎分離症の診断を下せるものではありません。

あくまでも受診の目安として使用してください。


■腰椎分離症のときにやってはいけないこととは?


腰椎分離症が疑われる場合や、診断を受けている場合にやってはいけないことは以下です。


  • 痛みを我慢して運動を続ける
  • 医師の指示を無視して運動をする
  • コルセットを着けずに運動する
  • 体を強く捻ったり曲げたりする
  • 過度に重い物を持ち上げようとする

医師の指示を無視して運動したり、強い痛みを我慢しながら運動してしまったりすると、骨折が進行してしまう恐れがあります。

また、運動以外の場面で過度に体を捻ったり、重い物を持ち上げたりしようとすると、腰椎に負担がかかってしまうでしょう。


痛みがあるときは無理して運動せず、また、治療期間は医師から許可された範囲の運動をしてください。

腰椎に負担をかけ続けてしまうと、運動どころか日常生活に影響するほどの後遺症が残る場合もあります。


【腰椎分離症かも?と思ったら「おおかわ整形外科」へご相談ください】


腰椎分離症は疲労骨折の一種であり、放置すると長期間の痛みやしびれに悩まされる場合があります。

スポーツをしている人は、運動のパフォーマンスが落ちたり、スポーツを継続できなくなったりする可能性もあるため、注意しなければいけません。

腰痛が長引いている場合や、お尻・足にしびれが出た場合は、早めに整形外科を受診しましょう。


おおかわ整形外科では、腰椎分離症に対する検査や治療、リハビリテーションなどを提供しています。

腰の痛みや違和感、しびれなどがある方は、放置せずに当院へご相談ください。


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