
スポーツ中や仕事中に筋肉から「ブチッ」とした感覚や音がしたり、その後痛みや腫れが出た場合、肉離れを起こしている可能性があります。
肉離れは、すみやかに整形外科で治療を受けることが望ましいケガの一種です。
なるべく早めに受診するためにも、肉離れの原因や症状、起こりやすい部位の特徴などを理解しておきましょう。
この記事では、肉離れの概要や症状、起こりやすい部位などを詳しく解説していきます。
■肉離れとは?
肉離れとは、身体を勢いよく動かした時に起こる「筋肉の断裂」です。
運動中の激しい動きや、転倒から身を守る際など、日常生活で反射的に身体を動かした場合に起こります。
特に、全力でダッシュやジャンプなどを行うスポーツでは、筋肉に強い力がかかるため、肉離れが起こりやすくなります。
■肉離れが起こる原因
肉離れが起こる原因として、以下が考えられます。
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筋肉の柔軟性が低い
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筋力のバランスが悪い
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筋肉に疲労が溜まっている
肉離れは、身体を動かす際、筋肉が勢いよく伸び縮みする瞬間に起こります。
しなやかな筋肉は伸び縮みもスムーズに行えますが、硬くこわばった筋肉が運動しようとすると、筋肉が耐えきれず千切れてしまう場合があるのです。
また、1つの筋肉を極端に鍛えてしまうと、伸び縮みの勢いを制御できなくなり、千切れてしまう場合もあります。
さらに、筋肉の疲労が取れていない場合も、肉離れが起こりやすくなります。
スポーツや仕事で筋肉を酷使する方は、毎日のケアに気を配り、肉離れを予防することが大切です。
■肉離れではどんな痛みが出る?
肉離れでは、筋肉から「ブチッ」とした感覚や音がした後、痛みや脱力感を感じる場合があります。
筋繊維が切れた瞬間、音や衝撃が鳴ったように感じるケースは珍しくありません。
その後、断裂した筋肉が炎症を起こし、痛みに伴って腫れや内出血が起こる場合があります。
また、筋繊維が広い範囲で断裂した場合、筋肉に力が入らない感覚を覚える方もいます。
受傷後に動けるケースも多いですが、そのまま力を入れ続けると悪化する可能性もあるため、痛みや腫れが出た場合は安静にして様子を見ましょう。
■肉離れの好発部位
肉離れが特に起こりやすいのは、以下の部位です。
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ふくらはぎ
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太もも
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腕
ここでは、部位ごとの症状や、起こりやすいスポーツを解説します。
◎ふくらはぎ
ふくらはぎの筋肉は足首の動きに大きく関わるため、走ったりジャンプしたりするスポーツでよく見られます。
サッカーやテニス、バドミントン、野球などは、ふくらはぎに力がかかりやすく、筋肉が断裂する可能性が高いです。
◎太もも
太ももの肉離れは、学生よりも大人のスポーツ選手に多く見られます。
膝の曲げ伸ばしに関わる大腿四頭筋(大腿四頭筋)やハムストリングスは、ダッシュやジャンプ、急激な方向転換などを繰り返す運動で損傷しやすい筋肉です。
そのため、主にバスケットボールや陸上競技などのスポーツをする方に起こりやすい傾向があります。
◎腕
重いものを持ち上げたり、腕に強い力を入れる運動を行ったりすると、上腕の肉離れを起こす場合があります。
特にテニスや野球など、肘の曲げ伸ばしを伴いながら力を入れるスポーツでは、上腕二頭筋(力こぶの筋肉)や、上腕三頭筋(二の腕の筋肉)の断裂に注意が必要です。
■肉離れを起こした時の応急処置
肉離れをしたと感じた場合、スポーツ外傷でよく使われる「RICE処置」を行うことで、炎症や痛みを抑えられる可能性があります。
RICE処置とは「安静」「冷却」「圧迫」「挙上」の英語の頭文字を取ったことばです。
肉離れが起こった場所にRICE処置を行うことで、患部の痛みや炎症が抑えられます。
安静:肉離れが起こった部位を動かさないようにする
冷却:患部を冷やす
圧迫:患部を軽く圧迫する
挙上:患部を心臓より高い位置に上げる
RICE処置を行うことで、症状が悪化するのを予防でき、治療がスムーズに行えるようになります。万が一肉離れを下と感じた場合は、できるだけすみやかにRICE処置で手当を行い、その後病院へ行くようにしましょう。
■肉離れかな?と思ったら早めに整形外科へお越しください
肉離れが起こった場合、痛みや腫れが起こり、筋肉に力が入りにくくなることがあります。
軽症の場合は動き続けられる方もいますが、放置していると悪化し、治療にかかる時間が長くなる可能性があるため、万が一の場合は早めに整形外科を受診してください。
『おおかわ整形外科』では、肉離れの治療や再発予防の相談を受け付けています。痛みや炎症の治療、リハビリによる機能回復など、幅広い治療手段で肉離れの回復をサポートいたします。
スポーツ中や仕事中に肉離れをした際は、お気軽に当院へご相談ください。


