「スマホ腱鞘炎」とは|小指?人差し指?どこが痛くなる?|羽島郡笠松町の整形外科|おおかわ整形外科「スマホ腱鞘炎」とは|小指?人差し指?どこが痛くなる?|羽島郡笠松町の整形外科|おおかわ整形外科

駐車場 70

お問い合わせはこちら
058-388-7666

【受付】9:00-12:00/16:00-19:30
【休診日】木曜午後、土曜午後、
日曜、祝日

〒501-6065 岐阜県羽島郡笠松町門間853

ブログ BLOG

お問い合わせはこちら
058-388-7666
〒501-6065 岐阜県羽島郡笠松町門間853

「スマホ腱鞘炎」とは|小指?人差し指?どこが痛くなる?


「スマホを使うと手首が痛い……」

「スマホを持つ側の指を動かしにくい……」

このような症状がある方は「スマホ腱鞘炎」になっているかもしれません。


小学生から年輩の方まで、誰もがスマホを1台持つ時代になりました。

そんななか、スマホが原因で腱鞘炎を発症し、整形外科へ相談に来る方も。


この記事では、スマホ腱鞘炎の原因や症状を解説します。

腱鞘炎のセルフチェック方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


■スマホ腱鞘炎とは? 


スマホ腱鞘炎は、スマホの使い過ぎや使い方が原因で起こる「腱鞘炎」です。

正式な病名ではありませんが、スマホが普及してからは一般的な呼び方として広まりました。


スマホ腱鞘炎になると、以下のような症状が出現します。


  • 画面をスクロールすると痛む

  • 手首や指に重苦しさを感じる

  • 痛みでスマホを持っていられない

  • 手首や指の付け根が腫れる


痛みや違和感から、日常生活や仕事に支障が出る方も珍しくありません。

悪化すると手に力が入らなくなり、物を掴めなくなる場合もあるため、早めに対処することが大切です。


■スマホ腱鞘炎の原因 


スマホ腱鞘炎の原因は「使いすぎ」「負担のかかる使い方」にあります。


そもそも腱鞘炎とは、手首の中を通る腱鞘(腱を覆っている筒状の組織)の間に起こる炎症です。

同じ動きを繰り返すと、腱と腱鞘が擦れ過ぎてしまい、痛みや腫れが生じます。


スマホ腱鞘炎の場合は、スマホの画面を何度もスクロールしたり、画面を見るためにスマホを持ち続けたりすることで、腱に負担がかかり続けてしまいます。

持ちやすい側の手でスマホを支え続け、同じ指でスマホを操作し続けてしまうと、腱が耐えきれず炎症を起こしてしまうでしょう。


毎日スマホを長時間操作する方、仕事や趣味でスマホを使う方は、スマホの持ち方や使い方に気を付けなければいけません。


■スマホ腱鞘炎はどこが痛くなるの? 


スマホ腱鞘炎では、主に「親指の付け根」「小指の付け根」に症状が出ます。

親指側と小指側それぞれの症状の出方や特徴を見ていきましょう。


◎親指の付け根

スマホ腱鞘炎では、多くの場合親指の付け根に痛みが生じます。

親指の付け根、手首との間あたりが重苦しくなり、動かすと痛みが強くなります。


親指側に生じる腱鞘炎はドケルバン病(ドケルバン症候群)とも呼ばれます。

スマホを持つ際に手を広げるときや、親指で画面をスクロールするときに痛みを感じる場合は、腱鞘炎が起きている可能性が高いです。


親指側の筋肉や腱は、仕事・家事・育児など使う機会がたくさんあります。

炎症が悪化すると生活に支障が出てしまうため、違和感を感じたら早めに検査を受けましょう。


◎小指の付け根 

少数派ではありますが、手首の小指側や付け根に痛みが出る方もいます。

片手でスマホを持つ際、小指に引っかけて支えるクセがある方は、小指側の腱鞘炎が生じやすいです。


また、長期間小指にスマホを乗せていたことにより、指の関節が変形する場合もあります。

「スマホ指」とも呼ばれるこの変形が気になり、整形外科を受診する方も珍しくありません。


変形した指をもどすのには時間がかかるため、悪化する前にスマホの持ち方を直すのがおすすめです。


■スマホ腱鞘炎のセルフチェック 


スマホ指が心配な方は、簡単に行える「セルフチェックテスト」を試してみましょう。


整形外科では、スマホ腱鞘炎のテストとして「フィンシュタインテスト」や「アイヒ・ホッフテスト」と呼ばれるテストを実施します。

ご自分でも簡単にできるため、以下の手順通りにやってみてください。


  1. 痛みのある方の腕を前に伸ばす

  2. 親指を包むように手を握る

  3. 手首を小指側に傾ける


手を握るのが難しい場合は、反対の手で親指を持ち、小指側に傾けることでも検査できます。


小指側に傾けた際、親指の付け根や手首の外側に痛みが生じた場合は、腱鞘炎が生じている可能性が高いです。


セルフチェックだけでは正確に診断できるわけではないので、痛みが確認できた場合は早めに整形外科を受診してください。


■スマホ腱鞘炎はマッサージやストレッチで治る? 


スマホ腱鞘炎に対し、マッサージやストレッチは効果が期待できます。

ただし、誤ったストレッチ方法や強すぎるマッサージを行ってしまうと、痛みや腫れが悪化する場合もあるため、注意が必要です。


腱鞘炎に対するストレッチやマッサージは、専門家のアドバイスや指導を受けることで安全に行えます。

理学療法士や柔道整復師から個別にアドバイスを受け、自分に合うストレッチやマッサージを身につけるとよいでしょう。


当院のリハビリテーション科には、腱鞘炎の専門知識を備えた理学療法士・柔道整復師が所属しております。

興味のある方は、受診の際にご相談ください。


■スマホ腱鞘炎かな?と思ったら整形外科へご相談ください


スマホ腱鞘炎になると、日常生活に支障が出る場合があります。

誰もが当たり前のように使うスマホですが、使いすぎや使い方には注意し、痛みや腫れがでないように気を付けましょう。


『おおかわ整形外科』では、スマホ腱鞘炎に対する治療やアドバイスも提供しております。

手首や指の痛みや腫れ、違和感がある方は、お早めに当院へご相談ください。


おおかわ整形外科
医師
⇒院長の経歴はこちら